Soil and Soul ~ 多可町を紐解くと、人が風土と育み合う日本の底力がみえてくる

宮下 直樹

古くは平安貴族「藤原氏」の荘園として重用された多可町。歴史ある神社仏閣や、手すき和紙の「杉原紙」、伝統製法で醤油・味噌を作る「足立醸造」などをめぐりながら、新しいビジネスにチャレンジしつづける人々の気風を育む、多可町の豊かな風土をひもとく。ムービーのイメージを伝えるフォトギャラリーも制作。>>くわしい企画内容

古くは平安貴族「藤原氏」の荘園として重用された多可町。歴史ある神社仏閣や、手すき和紙の「杉原紙」、伝統製法で醤油・味噌を作る「足立醸造」などをめぐりながら、新しいビジネスにチャレンジしつづける人々の気風を育む、多可町の豊かな風土をひもとく。ムービーのイメージを伝えるフォトギャラリーも制作。>>くわしい企画内容

 

画としてビビッド、美しいしかっこいい  ―重松

 

 

重松:

写真と企画書から、総合力の高さを感じます。画はすごくビビッドで、美しいしかっこいい。「多可町の風土・伝統から日本の底力が見えてくる」という視点もおもしろいですね。

ただ、見る人を選ぶ映像でもあると思いました。公開後に話題になったとして、一定の層からその先への広がりはどれくらいあるでしょうね?

 

柿次郎:

映像、かっこいいですよね。ただ、多可町と接点のない人たちに届けようと思うと、少しハードルが上がるかもしれません。今は、自然や風景がきれいな映像は増えていて差別化が図りにくい。すでにたくさんあるムービーのなかに、埋もれてしまう可能性がありそうです。

地域のイメージを引き上げるという点では安定感があるけれど、「多可町の存在を広く知ってもらう」というゴールからは、やや外れてしまうかもしれない…。事前のワークショップでも話したんですが、Webコンテンツとしての分かりやすいタイトルの工夫も個人的に欲しいです。映像作品のひとつとしてはいいのだけれど、今回のようなコンペだと勝ちづらい企画というか。

 

重松:

美しい自然や伝統的なものづくりの良さは、すでに知られている良さなのかな。それは未知の良さではないというか。逆に、宮下さんが東京のようなみんなが知っている都市を撮ってみたら、新しい表情が見えてすごくいい映像になるような気がします。

 

柿次郎:

たしかに! 渋谷の泥臭い歴史をあの質感で撮影できたら、おもしろいですね。

 
 
 
 
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